感染対策清掃 【病院・医療施設】

感染予防を視野に入れた衛生管理清掃として、感染源となる箇所を認識し、「汚染を持ち込まない」「汚染を起こさない」「汚染を広げない」消毒レベルの清掃で食い止め、感染する経路を遮断することで、安全で快適な空間の場所を提供いたします。
近年、新型インフルエンザ、ノロウイルスによる発症例が新聞等でも報道され、社会的な問題となり、多くの方々が被害を受けました。このことは、病院施設を選択する際のお客様の不安だけではなく、従事している関係者自身の不安も推察されます。今後、どう対応すべきかについて苦労されているのが現状ではないでしょうか。
感染症対策清掃『ホスピタルハウスキーピングとは』病院の環境の質を保証する病院清掃を示します。すなわち病院建物の維持及び保全管理のみではなく、医療環境をより清潔に維持することが患者様に対して、そして何よりも病院で働く医療従事者に安全で快適な空間を提供致します。
 
病院清掃の目的は、患者様に対して常に清潔で衛生的な生活環境を提供し、快適な療養生活が過ごせる場所を確保すること。ホコリや有機物汚染は、病原菌を環境に生存させその伝播を助長させます。したがって、日常的な病院清掃を確実に行うことが院内感染対策上重要です。
①感染から患者を守るために清掃する。②免疫力が弱まっている易感染者が集まっている環境の為、特別な清掃が必要である。③感染経路を遮断することが、一番たやすい感染の鎖を断つ方法であり、この遮断がホスピタルハウスキーピングである。感染経路には空気感染、飛沫感染、接触感染とあるが、触った全てのものから感染を防ぐ為、「手→物→手」の接触感染を成立させないように清掃をする接触感染対策が目的である。
④スタンダードプレコーション(標準的予防対策)を厳守した清掃でなければならない。スタンダートプレコーションとは、患者の為、また自分の為に共通の感染リスクから身を守る注意事項である。

病院清掃の基本

ダスティング(埃取り)

埃の中にはアスペルギルスの胞子(種)が含まれ、移植患者などの免疫抑制状態にある患者の肺アスペルギルス症の原因になることがあります。通気口や空調、ベットランプ、コンソール、カーテンレール、手すりなどに埃がたまらないようにすることが重要。

ゴミ箱

ゴミ箱に付着している汚れが細菌増殖の温床になる可能性があるため、こまめに拭き掃除を行う必要がある。

拭き掃除

MRSAは乾燥した環境で30日程度生存することが知られています。この他にもノロウイルスやインフルエンザウイルスのどが環境に定着し、手などを介して間接的に伝播する可能性があります。したがって頻繁に手が触れるベット柵・床頭台・ドアノブ・水道コック・手すりなどはEPAに登録された、HIV・MRSAに対応できる除菌洗剤を用いて日常的に拭き掃除を行う必要があります。

水回り

院内で問題となる多剤耐性緑膿菌(MDRP)が「ぬめり」を作り水回りに定着した場合には、手などを介して間接的に伝播する可能性があります。ぬめりを取り除く清掃を行い、換気をよくして乾燥させることが重要になります。

フロア(床清掃)

床は、埃が蓄積しないように隅々までダステイングする。また清掃中に埃を巻き上がらせないようにする。水拭きは除菌洗剤を染み込ませたモップを用いて清掃する。